おすすめしたスタッフ:ツボウチ
エンザロ村のかまど
作:さくま ゆみこ
絵:沢田 としき
出版社:福音館書店
みなさんは「かまど」を知っていますか?
ガスや電気が通っていなかったころ、日本ではかまどに薪を燃やして
煮炊きをしていました。
この本の舞台は日本から遠く離れたアフリカです。
ケニア北西のエンザロ村ではどこの家にもかまどが見られます。
日本から一万キロ以上も離れたアフリカの村に、
なぜかまどが見られるのでしょう。
かまどがもたらした効果とは?
日本とケニアのふしぎなつながりについて緻密な取材から丁寧に
描かれた一冊です。
<作者紹介>
●さくまゆみこ
東京生まれ。出版社勤務を経て、翻訳家・編集となる。JBBY会長、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。著書に『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など。アフリカ系アメリカ人を主人公にした絵本の翻訳に『ローザ』。翻訳で産経児童出版文化賞、日本絵本賞、ゲスナー賞などを受賞している。訳書に『ゆき』『シャーロットのおくりもの』(ともにあすなろ書房)など多数。
●沢田としき
1959年 青森県生まれ。イラストレーター、絵本作家、ステージ美術など幅広く活躍。阿佐ヶ谷美術専門学校ビジュアルデザイン科卒業。1979年より『ガロ』などに漫画作品を発表。創作絵本『アフリカの音』(講談社) で ’96日本絵本賞、絵本『てではなそう きらきら』(佐藤慶子 文/小学館) で第8回日本絵本賞読者賞、絵本『ピリカ、おかあさんへの旅』(越智典子 文/福音館書店) で’07児童福祉文化賞受賞。2010年永眠。