おすすめしたスタッフ:ツボウチ
マンホールからこんにちは
作:いとう ひろし
出版社:徳間書店
おつかいのかえりみち、かどをまがると、
みちのまんなかに でんしんばしらが立っていた。
へんだなと おもってちかづくと、それは マンホールから
くびだけ出した きりんだった。
ぼくのおつかい、いったいどうなっちゃうんだろう?
奇想天外だけど実は、
逃げ出したペットが下水道のなかで大きくなっているという
現実の事件から着想を得て書かれています。
もしかしたら、下水工事のおじさんたちは、
みんなのために猛獣と戦って守ってくれているのかもしれません。
<作者紹介>
●いとう ひろし(伊東寛)
1957年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。
独特のユーモラスであたたかみのある作風の絵本・挿絵の仕事で活躍中。おもな作品に 「おさるのまいにち」シリーズ(講談社刊、路傍の石幼少年文学賞受賞)、「ルラルさんのにわ」シリーズ(絵本にっぽん賞受賞)「くもくん」(以上ポプラ社刊)、「あぶくアキラのあわの旅」(理論社刊)、「ごきげんなすてご」シリーズ、「ふたりでまいご」「ねこと友だち」「マンホールからこんにちは」「アイスクリームでかんぱい」「あかちゃんのおさんぽ①②」「ねこのなまえ」(以上徳間書店刊)など。