おすすめしたスタッフ:カスカワ
かさ
作:太田 大八
出版社:文研出版
黒一色で描かれた光景の中に、赤い傘がひとつ。
そんな魅力的な表紙に引き込まれてページをめくってみると…
そう、この絵本は文字のない絵本。
雨の中を女の子が赤い傘をさして、駅までお父さんを迎えに行き、帰ってくるまでが描かれています。
絵を見ながら様々な想像がふくらみ、文字がないためまた違った楽しみ方が出来ます。
お子さんが絵を見て、自身で物語を作り、何かを発見することが出来る絵本。
読み手の自由な発想をうながしてくれます。
雨の多い季節に、是非一度、手に取っていただきたい絵本です。
<作者紹介>
●太田大八
1918年、長崎県に生まれる。多摩美術大学卒業。
日本イラストレーター会議に所属。児童出版美術家連盟理事として活躍中。日本童話会員、小学館絵画賞、国際アンデルセン賞絵画部・2位を受賞。最新作品に「のぼっていったら」「まほうこうじょう」などがある。