おすすめしたスタッフ:カスカワ
わすれもの
作:豊福 まきこ
出版社:BL出版
公園のベンチにぽつんと忘れられた、ひつじのぬいぐるみ が主人公の
おはなし。
男の子に声をかけられても、カラスにつつかれても、
猫に「すてられたのかい?」と言われても…
「自分はすてられたんしゃない、ちょっとわすれものになっただけ…」
というひつじの思いに、思わず「だいじょうぶよ」と
声をかけてあげたくなってしまいます。
ぬいぐるみの目線で語られていく様々な思いが、お話の後半で
やさしい展開に繋がり、読み終えた後に心に虹がかかるような…
そんな1冊です。
<作者紹介>
●豊福まきこ
東京都出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。
広告代理店でグラフィックデザイナーとして勤務したのち、フリーランスのイラストレーターに転身。新聞・雑誌・バレエ専門誌・児童書籍の挿絵など幅広く手がける。絵本は本書がデビュー作となる。