おすすめしたスタッフ:ツボウチ
さくら
作:長谷川 摂子
絵:矢間 芳子
出版社:福音館書店
さくらが待ち遠しい季節になりました。
桜は日本人にとって いちばん身近な木かもしれませんね。
お花見以外の桜のようすをみなさんは知っていますか?
花が散ったあと葉がたくさんしげると、小さなサクランボが実り始めます。
夏は虫で大さわぎ。
秋になると、葉は紅葉し、冬には葉をすっかり落とします。
ようく見ると、枝の先には春の予感が…
一本の桜の一年を、細やかな絵とリズム感のある文で描いています。
さくらがもっと好きになる一冊です。
<作者紹介>
●長谷川摂子(はせがわせつこ)
島根県生まれ。絵本に「めっきらもっきら どおんどん」「おっきょちゃんとかっぱ」「きょだいな きょだいな」(以上、福音館書店)など。評論に「子どもたちと絵本」、童話に「人形の旅立ち」などがある。2011年没。
●矢間芳子(やざまよしこ)
1945年、中国生まれ。絵本に「すみれとあり」(福音館書店)「くらしのなかのわた」(童心社)など。