おすすめしたスタッフ:ハマノ
あきのセーターをつくりに
作:石井 睦美
絵:布川 愛子
出版社:ブロンズ新社
ひんやりした風が頬をなでる秋の朝、
りすのすりちゃんが春にしまったお気に入りのセーターをだすと、
おやおや つんつるてん。
仕立て屋のきつねのミコさんに大きくしてもらいにいくことに。
セーターをつくるため、すりちゃんの気分をたずねるミコさん。
秋の山には何がある?
秋の音って、どんな音?
秋になったら何が食べたい?
秋の葉っぱは、どんな色?
そして…
長い長い秋の夜、すりちゃんが喜ぶことを思いえがきながら、ミコさんはセーターを編んでいきます。
いったいどんな素敵な秋のセーターができあがるのでしょうか。
あなたもミコさんにセーターを編んでもらいたくなってしまうかもしれません。
<作者紹介>
●石井 睦美
神奈川県生まれ。『五月の初め、日曜日の朝』で毎日新聞小さな童話大賞と新美南吉児童文学賞を受賞。他にも、絵本の翻訳『ジャックのあたらしいヨット』(産経新聞出版文化賞)、『皿と紙ひこうき』(日本児童文学者協会賞)、駒井れん名義の『パスカルの恋』で朝日新人文学賞を受賞。著書に「すみれちゃん」シリーズ、『キャベツ』『兄妹パズル』『卵と小麦粉それからマドレーヌ』『群青の空に薄荷の匂い』、『おにんぎょうさんのおひっこし』『あそびましょ』『しろうさぎとりんごの木』、絵本の翻訳に『美女と野獣』など。