instagram インスタグラム フォローしてね!

ミッカ公式アカウント
Follow
『ミッカの日常』マンガアカウント
Follow
パフォーマンス無料

上映会『ふしぎな庭』

 

あるところに年老いた紳士がいました

紳士は動物が大好き。広いお庭でたくさんの動物たちを飼っていました
どころがある日、紳士は亡くなり、動物たちはお庭ごと忘れ去られてしまいます

 

それから時が経ち、ふしぎな庭を見つけた4人の子どもたち
鍵のかかった古い扉をどうにか開き、お庭の中へ入っていくと..

 

 

今回ミッカシアターで上映するのは、

チェコアニメ黄金期と言われる1970年代の最高傑作、『ふしぎな庭』です。

 

(冒険をする4人の子どもたち。好奇心旺盛なその表情はいつも真剣です)

 

(ふしぎな庭「クジラのラジク」より)

 

 

この人形アニメの特徴は何と言っても、”質感”。

月のやさしい光、朝の肌寒さ、霧がかった森の湿気、木々の触感…

こんな感覚が映像から自然と伝わってきます。

だからいつもよりワクワク、ドキドキしてしまうのですね。

 

セリフが少ないアニメーションなので、

年齢・言語問わずにお楽しみいただけると思います。

 

 

◯チェコアニメについて

 

チェコのアニメーションは、カンヌやベネチアの国際映画祭の受賞歴も多く、
たくさんのクリエイターがその技術を学びに留学するほど。

 

世界的に高い評価を受けるその理由は、チェコの歴史的背景にあります。

(首都プラハの様子)

 

チェコは1989年まで共産主義国でした。(現在は民主主義)
そのため芸術活動には大きな規制があり、自由な創作活動はできなかったそうです。

 

ところが、

アニメの制作に関しては「子どものもの」という概念からか、比較的自由な創作が許されていた。だから、創作に飢えていたチェコの芸術家たちはこぞってアニメ制作に取り組みました。

 

絵画、音楽、小説、戯曲など高い水準の芸術家たちが、”アニメ”という表現にその才能と情熱の全てを注ぎ込み、そうして出来上がったのが芸術作品である美しいアニメーションだったのだそうです。

 

みなさん、是非この機会に
芸術家たちの創ったアニメーションをご覧ください。

 

(このテキストは、長年チェコアニメを日本に広め続けているアットアームズ社の眞部学さまに伺った話をもとに構成しています。)

 

—————————————————————

▼上映スケジュール

10/8(月)、10/28(日)

 

▼上映時間/1回75分
①10:30〜11:45
②13:30〜14:45
③15:30〜16:45
④17:30〜18:50(レイトショー)

 

▼料金
無料
※中学生以上は別途ミッカ入館料が必要となります。

(1日券200円、6ヶ月パスポート1,000円、小学生以下入館料無料)

※ミッカは子ども図書館のため、18歳以上の大人のみでの入館はできません。

お子さまと一緒にお越しください。

 

▼詳細

上映作品:『ふしぎな庭』

監督・脚本:ブジェチスラフ・ポヤル
美術:ミロスラフ・シュチェパーネク

言語:チェコ語
字幕:日本語

 

・約15分のショートストーリーが5本続きます。

「動物がすきな男」(1974年/15分)
「広がる霧」(1975年/14分)
「トラを捕まえろ」(1976年/17分)
「銀紙に包まれたねずみの話」(1977年/15分)
「クジラのラジク」(1977年/14分)

 

▼注意事項

・途中入場、退出OK。(最初からご覧になることをオススメしますが、途中からでもお楽しみいただけます。)

・上映中はシアター内が暗くなります。小さなお子さまをお連れの方は、十分ご注意いただき、他のお客様へのご配慮をお願いいたします。

—————————————————————

 

Ⓒ Krátký Film Praha, a.s.

配給:アットアームズ