おすすめしたスタッフ:カスカワ
作:くすのき しげのり
絵:あおき ひろえ
出版社:あかつき教育図書
なつみは、小学校の野菜畑のみずやりとうばんです。
今日はなつみの当番の日です。
でも、旅行から帰ってくるおじいちゃんに早く会いたくて、みずやりとうばんのことをすっかり忘れて帰ってしまいました。
家の花壇に水やりをしているおじいちゃんを見て、なつみは思い出します。
(どうしよう… 一日くらい水をやらなくてもいいかな…)
空をながめていると、大切に育てているキュウリやトマトのことが頭にうかんできます。
さて、やさいたちはたっぷりの水をなつみからもらえるのでしょうか?
おじいちゃんとなつみのやりとりに、思わず笑顔になってしまう1冊です。
<作者紹介>
●くすのきしげのり
1961年徳島県生まれ。小学校教諭、徳島県鳴門市立図書館副館長などを経て現在は児童文学を中心とする創作と講演活動を続けている。本シリーズでは子どもの心の成長を支える物語を、というコンセプトのもと、全巻のおはなしを手がけている。絵本に「おこだてませんように」、「ぼくのジィちゃん」など著書多数。
●あおきひろえ
愛知県豊橋市生まれ。絵本に「パパとぼく」「夏平くん」「ハルコネコ」「からあげ」「シバ犬のチャイ」など多数。絵本のほか、装丁、挿画、広告など幅広く活躍。大川亭ひろ絵の高座名で出前寄席の活動も。