おすすめしたスタッフ:ツボウチ
ライオンをかくすには
作:ヘレン・スティーヴンズ
訳:さくま ゆみこ
出版社:ブロンズ新社
ライオンは帽子を買いに来ただけなのに、街は大騒ぎ。
追いかけられて、おままごとの小屋にかくれようとしているところを
小さな女の子、アイリスがかくまってくれます。
大きなライオンをかくすのってほんとにたいへん!
さて、アイリスは、いつまで
ライオンをかくしておけるでしょうか…。
かくれんぼのドキドキ感がなつかしい一冊。
後半のライオンの大活躍にも目が離せません。
<作者紹介>
●ヘレン・スティーヴンズ
イギリス、ダラム州出身。グラスゴー美術学校でイラストレーションを学ぶ。1988年に文と絵を手掛けた自身の絵本「I’m too busy」を出版。以後絵本の作品を多数発表している。現在はロンドン在住。著書に「おばあちゃんからライオンをかくすには」「ビクターとブッチ」などがある。
●さくまゆみこ
東京生まれ。出版社勤務を経て、翻訳家・編集となる。JBBY会長、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。青山学院女子短期大学教授。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など。『かあさんをまつふゆ』翻訳で産経児童出版文化賞、日本絵本賞、ゲスナー賞などを受賞している。訳書に『ゆき』『シャーロットのおくりもの』(ともにあすなろ書房)、『くらやみのなかのゆめ』(小学館)、『ひとりひとりのやさしさ』『やくそく』(ともにBL出版)など多数。