おもちのおふろ

さむいさむいひ。

おもちのもーちゃんとちーちゃんはおふろ屋さんに出かけます。

ところが、醤油の足湯はおすしたちで満員。

きなこの砂風呂もおだんごたちが転がりまわって、きな粉がなくなっちゃう。

すっかり冷えて寒くなってしまったふたりが見つけたのは

なんと！サウナのトースター。

お餅たちの表情はもちろん、くわしく描かれた銭湯の様子がすてきです。

なんども読み返したくなるような、ぽっかぽかになる本です。

＜作者紹介＞

●苅田澄子（かんだすみこ）

出版社勤務の後、フリーで編集をしながら児童文学作家の小沢正氏に師事。絵本に『いかりのギョーザ』（佼成出版社）『ゆうれいなっとう』（アリス館）『パンツ いっちょうめ』（金の星社）『しょくパンにんじゃ』（ＰＨＰ研究所）『、紙芝居に『ばけこちゃんのたなばた』などの「ばけこちゃん」シリーズ、『まめまき まかせて！』『ろくろくびのおかあさん』（いずれも童心社）など。

●植垣歩子（うえがきあゆこ）

神奈川県生まれ。和光大学芸術学科日本画専攻卒業。主な絵本に「へんしんしまーす」（あかね書房）「にんじんだいこんごぼう」（福音館書店）などがある。