夜のあいだに

なにかがおきている。

なにかすばらしいことが。

日常の些細な変化が、時に誰かの幸せのひと時へ風穴を開ける。

そんな予感を感じさせてくれる一冊です。

夜のあいだに起きた変化は、夢と現実の間にある不思議な魔法。

世界中で幸運を運ぶ鳥として親しまれている

フクロウの表紙に魅了されてしまいます。

＜作者紹介＞

●テリー・ファン&エリック・ファン

ともにカナダ・トロントのオンタリオ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで学ぶ。インクや鉛筆などによる伝統的な技法と、デジタル技術をかけあわせた、美しいイラストレーションで注目されている。本書(原題「The Night Gardener」)が、ファン兄弟としての初めての絵本。トロント在住。

●原田 勝

1957年生まれ。東京外国語大学卒業。会社勤務を経て、英語圏の児童書・YA作品の翻訳家に。訳書に、『弟の戦争』『星の使者──ガリレオ・ガリレイ』(以上徳間書店)『オオカミを森へ』(小峰書店)『ハーレムの闘う本屋』(あすなろ書房)『ペーパーボーイ』(岩波書店)などがある。