おすすめしたスタッフ:コジマ
作:H.A.レイ
訳:草下 英明
出版社:福音館書店
星についてどのくらい知っていますか?
「あの星はなに、これはなに星」とちゃんと言える人はとても少ない。
よく晴れた夜なら、だれでも見ることのできる星については、なんとなくなぞめいたままにしている。
この本にはたくさんの星図や星座が描かれています。
解説文もたくさん書かれていますが、とてもわかりやすく、まるで夜空を見上げながら知り合いの人に教えてもらっているようです。
おさるのジョージで有名な作者が描いた星座の絵本。
星座を探したくなる、そんな一冊です。
<作者紹介>
●H.A.レイ(H. A. Rey)ハンス・アウグスト・レイ
1898年に、ドイツのハンブルクで生まれ。幼い頃から動物好き、絵も2歳のときから描いていたというが、絵の学校で正式に学んだことはない。ハンブルクとミュンヘンの大学で哲学と医学と語学を学び、その後、ドイツの大インフレを避けて南米へ渡り、1923年から35年まで、リオ・デ・ジャネイロの親類の商社に勤務。1935年、ハンブルクからきたマーガレットとふたりで広告代理店をはじめ、まもなく結婚してヨーロッパへ新婚旅行に出かけ、そのまま4年もパリに居住。その間、ある雑誌に描いたキリンの絵が好評で、それをもとにして作った『きりんのセシリーと9ひきのさるたち』が、ふたりの最初の絵本となった。1940年、戦争でリオに引きあげ、その秋、ニューヨークに移り、1946年にアメリカ市民となった。 「ひとまねこざる」のシリーズは、ハンスが絵を描き、妻のマーガレット・レイが文を書くという夫婦の緊密なコンビで作られました。1977年没。 主な作品に「ひとまねこざる」シリーズ(岩波書店)、『じぶんでひらく絵本』『おかりなさいスポッティ』(文化出版局)、『どうながのプレッツェル』『星座を見つけよう』(福音館書店)、『ガブリエルザちゃん』(偕成社)、『クリスマスのうたの絵本』(あすなろ書房)他多数。