
おすすめしたスタッフ:ハマノ
作:菱木 晃子
絵:スズキ コージ
出版社:フェリシモ出版
森の中に、大変けちんぼうなおばあさんが住んでいました。
一人の旅人がおばあさんの家を訪ねてきた秋の夜、「ああ、はらがへった」と言う男に、「うちに、たべものなんかありゃしないよ」とおばあさんはぴしゃり。
しかし謎の男は言いました。「いや、なに。そのなべに、みずをいれてもらうだけでいい」、そして上着から自分の親指の3倍はもある細長いくぎを1本取り出して続けます。
「おれは、このくぎ1ぽんで、うまいスープをつくれるんだ!」
はたして、本当に1本のくぎで美味しいスープを作れるのでしょうか。
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その秘密の味をお教えしましょう。
スウェーデンの民話『くぎのスープ』。
<作者紹介>
● 菱木 晃子
1960年東京都生まれ。
スウェーデン法の研究者だった父の影響で、幼い頃よりスウェーデンの文化に親しんで育つ。
慶應義塾大学卒業後、スウェーデンのウプサラでスウェーデン語を学ぶ。児童書を中心に、翻訳を多数手がける。訳書に「セーラーとペッカ」シリーズ(偕成社)、『長くつ下のピッピ ニュー・エディション』(岩波書店)、『ニルスのふしぎな旅』(福音館書店)、「ステフィとネッリの物語」シリーズ(新宿書房)など。