おすすめしたスタッフ:カスカワ
作:しみず みちを
絵:山本 まつ子
出版社:岩崎書店
今年、三つになるみほちゃんが、はじめておるすばんをすることになりました。
早速、「ぴん・ぽーん」と玄関のチャイムが鳴りました。
ゆうびんやさんのようです。
「かあちゃん、いましぇん」「こづつみ、いりましぇん」とみほちゃんは答えます。
また「ぴん・ぽーん」とチャイムが鳴りました。
今度はしんぶんやさんです。
みほちゃんは、どきどきで、なみだがあふれそうになりました。
さて、みほちゃんは最後までひとりでおるすばんができるのでしょうか。
おや、また「ぴん・ぽーん」とチャイムがなりましたよ?
<作者紹介>
●しみずみちを
1933年、岐阜県に生まれる。日本児童文学者協会会員。絵本に「ひとりでおつかい」「みほちゃんのクリスマス」「かえったきた小おに」「いいへんじ」「ももたん」「ぼくたちのいちょうの木」などがある。
●山本まつ子
1925年、北海道函館に生まれる。一水会の富田道雄、自由美術のまつやまふみお両先生に師事して絵を学ぶ。絵本「はじめてのおるすばん」「もうすぐおねえちゃん」「だいちゃんのちびねこ」「だいちゃんのおんどり」など、また「かなしいごちそう」のさし絵など多数の作品がある。日本児童出版美術家連盟会員。