おすすめしたスタッフ:カスカワ
作:イエルク・シュタイナー
絵:イエルク・ミュラー
訳:大島 かおり
出版社:ほるぷ出版
むかし、海にうかぶふたつの島があった。
大きい島と小さい島。
ふたつの島の人たちは、それぞれの暮らしを営んでいました。
ある時、赤い太陽の石を掘り起こすと、根元に金のかたまりが見つかりました。それ以降、王の命令で、大きい島の人たちは金探しの熱病に取りつかれていきました。
そのうちに、小さい島の人々も大きい島へ働きに駆り出されるようになりました。
やがて雨の季節がやってきました。
嵐のなか、王に命令された人々は言います。
「金がほしけりゃ、王が自分で掘るがいい」と。
嵐が、大きい島の人たちの目を、ついにひらかせたのです。
その後、大きい島と小さい島の人々はどのように暮らしていったのか…。
挿絵と共に、想像の眼で楽しんでいただけたらと思います。
<作者紹介>
●1930年10月、スイスの北部にあるビールに生まれ、この町で教師をしながら作家として活動していました。主にテレビやラジオの台本を書いていましたが、ミュラーと組んで初めての絵本「ぼくはくまのままでいたかったのに」
をかき、このあと「うさぎの冒険」でもこのコンビで成功しました。