
おすすめしたスタッフ:カスカワ
なまえのないねこ
作:竹下 文子
絵:町田尚子
出版社:小峰書店
最初に引き込まれるのが、
表紙の寂しそうな大きな瞳のネコの顔。
そして、物語の中に次々に登場するネコが、
とても魅力的で作者の愛が伝わってきます。
野良猫の視点で町を歩きながら、
名前を探すネコが見つけた「本当に欲しかったもの」とは…。
読み終えた後、身近な人の名前を呼びたくなるかもしれません。
<作者紹介>
●竹下文子
1957年 福岡県生まれ 東京学芸大学卒業 児童文学作家
夫は画家の鈴木まもる。大学在学中より執筆を行う。1978年「月売りの話」で日本童話会賞受賞。
「星とトランペット」「むぎわらぼうし」「黒ねこサンゴロウ」等々、数多くの賞を受賞。