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とくべつないちにち
作:イヴォンヌ・ヤハテンベルフ
訳:野坂 悦子
出版社:講談社
きょうはアルノが、はじめてのがっこうにいく日。
なにもかも慣れないことばかり。
みんなと同じことをする気分になれないけど、うまくいえません。
でも、うたのじかんに、オオカミの役をやったら、
なんだかたのしくなってきて、やっと自分のきもちが言えました。
それを聞いてみんなもアルノにきもちを伝えます。
さて、あなたのとくべつないちにちは、どんないちにち?
<作者紹介>
●作者 イヴォンヌ・ヤハテンベルフ
1967年、オランダ南部の都市テイルブルフに生まれる。銀行員だった父の仕事の都合で何度も転校を経験した。学校はまったく好きではなかったが絵を描くことは大好きで、のちに造形芸術上級職業学校に入学。1994年に初めて子どもの本に絵を描き、児童書のイラストレーターとなる。「とくべつな一日」は絵本作家デビュー作であり、2001年に月間羽飾り賞(Pluim van de Maand)を受賞した。本の挿絵や装丁のほか、テキスタイルや子ども用の家具のデザインも手がけている。
●翻訳 野坂悦子(のざか えつこ)
1959年、東京生まれ。「本を読むこと」と「英語」が好きだった。1985年オランダに渡り、オランダ語の絵本と出会う。その後フランスに引越し、1990年に帰国。今でも人や本との出会いを求め、オランダ、ベルギー、フランス、イタリアを行き来している。「おじいちゃんわすれないよ」(金の星社)で第50回産経児童出版文化賞大賞を受賞。児童文学の訳書に「おはようオオカミ おやすみコヒツジ」(くもん出版)、「メネッティさんのスパゲッティ」(BL出版)などがある。