おすすめしたスタッフ:ツボウチ
作:ディック・ブルーナ
訳:まつおか きょうこ
出版社:福音館書店
たいせつなひとを亡くしたときのおどろきや悲しみ。
それらをどう受け入れていくのか、
見送るまわりのひとのようすも交え、
うさこちゃんの目線でお話は進みます。
国や文化が違っても変わらない「悼む」気持ちを
幼い子にも伝わるように描いた一冊です。。
重く取り上げにくいと思われがちなテーマを
シンプルに、そして静かに訴えます。
グリーフケアを考えるきっかけにもなる絵本です。
<作者紹介>
●松岡享子
1935年、神戸市に生まれる。慶応義塾大学図書館学科を卒業後、渡米。ウェスタンミシガン大学大学院で児童図書館学を学び、ボルチモア市立公共図書館に勤める。帰国後、公共図書館に勤務した後、自宅で家庭文庫を開き、児童文学の研究、翻訳、創作に従事。 翻訳書に「くまのパディントンシリーズ」(福音館書店)、創作に『くしゃみくしゃみ天のめぐみ』(福音館書店)、『なぞなぞのすきな女の子』(学習研究社)、著書に『えほんのせかい こどものせかい』(日本エディタースクール出版部)など多数。公益財団法人東京子ども図書館理事長。