
おすすめしたスタッフ:キクチ
作:ハイケ・フォーラ
絵:ヴァレリオ・ヴィダリ
訳:前田 まゆみ
出版社:かんき出版
「100年の旅」は、1枚ずつページをめくると、
1つずつ歳を重ねていくような表現になっています。
それはどこかの世界の誰かのお話のようで、
今ここに生きるわたしのお話のような気もする。
わたしの過去も、未来の知るはずのないことも、
どちらも遠く身近に感じる。
旅の日記かもしれないけど、願いを綴る夢のノートのよう。
問いかけたり、迷ったり諭したりもしながら、
自分(他人)と出会っていく感覚を感じられる本です。
正解がないから、見え方はきっと自由自在だと思います。
人生という「不可思議」な、旅の本だから。
<作者紹介>
●ハイケ・フォーラ
おそらく、人生の今、中盤あたりにいる。ツァイト・マガジンの編集者で、この本を姪のパウラとロッタに捧げる。パウラとロッタは、赤ちゃんのとき著者にこの本のアイデアを与えてくれ、その何年後かには、実際につくる作業も助けてくれた。(本掲載の著者略歴を参照。)