おすすめしたスタッフ:ツボウチ
ママはかいぞく
作:カリーヌ・シュリュグ
絵:レミ・サイヤール
訳:やまもと ともこ
出版社:光文社
ぼくのママはかいぞくなんだ。
たからの島を見つけるには時間がかかるけど
ぼうけんが始まるときに仲間と強いチームを作ったんだって。
作者自身のがんとの闘いを航海に例えた絵本です。
治療で起こる副作用や手術によるキズを、小さな子どもにも
分かるように優しい表現で描いています。
家族や仲間の支えで荒波を乗り越え、
無事航海を終えた作者からの力強いメッセージが
伝わってくる一冊です。
<作者紹介>
●カリーヌ・シュリュグ
フランス、リールのビジネススクールで修士号を取得したのち、フリーのコンサルタントとなる。現在はモンテッソーリ教育法の教師を務めながら、絵本を執筆。パリ在住。四児の母でもある。
●やまもとともこ
フランス語翻訳家。絵本から政治・経済系ノンフィクションまで幅広いジャンルの翻訳を手掛ける。児童向けの訳書に「カバくんのおしり」(ソニーマガジンズ)、「旅するヤギはバラードを歌う」(早川書房)などがある。