おすすめしたスタッフ:ツボウチ
くさはら どん
作:いとう ひろし
出版社:徳間書店
まちから、くさはらぬけて
あぜ道 とおって どんどん進んで
また くさはらぬけて…
わたしたちの足元の高さに生息する身近な虫たちが、
美しくていねいに描かれ
いまにも絵本から飛び出して来そうです。
この本を読んだら、
しゃがみこんで地面を観察しちゃって
いつまでも目的地につけなくなりそう。
春の温もりと日本語に込められた優しい心を感じさせてくれる一冊です。
<作者紹介>
●松岡達英(まつおか たつひで)
1944年新潟県長岡市に生まれる。自然科学、生物のイラストレーター。創作絵本のほか、国内はもとより、中南米、アフリカ、東南アジアなど世界各地での取材にもとづく、多くの科学絵本を発表している。
『すばらしい世界の自然』(大日本図書)で厚生省児童福祉文化賞、『熱帯探検図鑑』(偕成社)で絵本にっぽん賞、『ジャングル』(岩崎書店)で厚生省児童福祉文化賞と日本科学読物賞を受賞、『震度7』(ポプラ社)で産経児童出版文化賞、『里山百年図鑑』(小学館)で小学館児童出版文化賞を受賞。 主な絵本に、『ぴょーん』(ポプラ社)、『だんごむしそらをとぶ』(小学館)、『ちきゅうがウンチだらけにならないわけ』(福音館書店)などがある。