おすすめしたスタッフ:キクチ
どろんここぶた
作:アーノルド・ローベル
訳:岸田 衿子
出版社:文化出版局
なによりも、どろんこになることが だいすきなこぶた。
やわらかいどろの中に座って、しずんでゆくことがだいすき。
ある日 おひゃくしょうのおばさんは、
こぶた のお気に入りのどろを、ぴっかぴかにおそうじしてしまいました。
おこった こぶた はうちを出て行ってしまって…
どのページにも、赤色が使われていない絵が、不思議です。
おばさんが掃除機ひとつでどこもかしこも綺麗にしていく
場面には憧れてしまいますね…!
<作者紹介>
●アーノルド・ローベル
1933年アメリカ ロサンゼルス生まれ。高校卒業後ブルックリンの「プラット・インスティテュート」に入学。本のイラストレーションを学ぶ。ポーランド生まれのアニタ・ローベルと出会い結婚。『わたしの庭のバラの花』など、ローベルが文、アニタが作画を担当した絵本も出版されている。『ふたりはともだち』でコルデコット賞次賞と全米図書賞、『ふたりはいっしょ』でニューベリー賞、『どうぶつものがたり』でコルデコット賞を受賞。20世紀アメリカを代表する絵本作家となる。その他の作品に『ふくろうくん』『おはなしばんざい』(以上文化出版局刊)などがある。1987年ニューヨークの病院で他界。