おすすめしたスタッフ:ハマノ
すきって いわなきゃ だめ?
作:辻村 深月
文:瀧井 朝世
絵:今日マチ子
出版社:岩崎書店
「すき」は、相手に伝えないといけないのかな。
主人公には、すきなひとがいます。
その気持ちを名前であらわすことは本当にはできないけれど、たしかに心にあります。
言わないでも、その気持ちを大事にもつのはいけないのでしょうか。
ひとつのさわやかな可能性が描かれる最後のページまで、「すき」の風景をおもいながら。
<作者紹介>
●辻村 深月
1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞、2018年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞受賞。