
おすすめしたスタッフ:ツボウチ
ケチャップマン
作:鈴木 のりたけ
出版社:ブロンズ新社
作者、鈴木のりたけさんの幻のデビュー作が復刊しました。
詩のようなリズムが独特です。
大人向けと思いきやお子さんにも人気の一冊。
自分にしかできない何かを探し求め、毎日悩むケチャップマン。
迫力ある絵と七五調のもの悲しいリズムで、シュールな日常が展開されます。
迷ったり、悩んだりしながら生き方を探し、
人気者になっても心の変化はさほど無く、
自分はただひたすらに自分なのだ
…もはや悟りの境地?
読むたびにそのシュールさに細かな笑いがこみ上げます。
おすすめの「のりたけワールド」です。
<作者紹介>
●鈴木 のりたけ(すずきのりたけ)
1975年、静岡県浜松市生まれ。会社員、グラフィックデザイナーを経て、絵本作家に。『ぼくのトイレ』(PHP研究所)で第17回日本絵本賞読者賞、『しごとば 東京スカイツリー』(ブロンズ新社)で第62回小学館児童出版文化賞を受賞。 主な作品に、「しごとば」シリーズ(ブロンズ新社)、『かわ』(幻冬舎)、『おしりをしりたい』(小学館)、『そだてば』(朝日新聞出版)などがある。