おすすめしたスタッフ:カスカワ
ぼく、ひとりでいけるよ
作:リリアン・ムーア
絵:ジョーヤ・フィアメンギ
訳:神宮 輝夫
出版社:偕成社
あらいぐまの リトル・ラクーン。
ある日、お母さんに「小川まで一人で行ってザリガニを取ってきてもらいたいの」と頼まれました。
勇敢なリトル・ラクーンは、自信満々で出掛けます。
でも、小川に着いた彼は、水の中の「あ・い・つ」が怖くて…
いちどはお母さんのところに逃げ帰りました。
そんなリトル・ラクーンに、お母さんはやさしくアドバイスします。
そして、再び小川へ向かい…
ヤマアラシ、スカンク、ウサギとの出会いも、クスクスわらってしまう
かわいらしさがあり、何より、お母さんの深い愛情が、あとからじんわり
心にしみてくる1冊です。
<作者紹介>
●リリアン・ムーア
詩人であり、幼児向けのお話作家。長年、初めて本を読む子ども向けの雑誌の編集者でもあった。2004年死去。
●ジョーヤ・フィアメンギ
ニューヨーク生まれ。デザインと美術を学び、広告会社を経てイラストレーションの世界に入る。そのユーモラスであたたかい絵は多くの子ども達に親しまれている。
●神宮輝夫
1932年群馬県に生まれる。早稲田大学英文科卒業。英米児童文学の研究、翻訳、評論などに活躍。