おすすめしたスタッフ:カスカワ
せんはうたう
作:谷川 俊太郎
絵:望月 通陽
出版社:ゆめある舎
そっと本を開くと、
右のページに 短い詩、
左のページに 詩と対になるような絵。
詩はとてもシンプルで、ブルーの線のみで描かれた絵の世界観と
絶妙に溶け合い、静かな感動に包まれます。
さあ、お気に入りのページは……?
深いブルーに楽譜が描かれた本のカバー。
そして、人の手の温もりを感じる袋とじの装丁が、ふわっとしたやさしさを感じさせてくれる…。
谷川俊太郎の詩と望月通陽の線画を収めた作品集。
ふと、大切な人に贈りたくなるような、そんな1冊です。
<作者紹介>
●谷川俊太郎
1931年東京生まれ。詩人。1952年に第一詩集「二十億光年の孤独」出版。以後、エッセー、脚本、翻訳などの分野で文筆を業として今日にいたる。
●望月通陽
1953年静岡生まれ。染色家。造形作家。1995年講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。画文集「道に降りた散歩家」で2001年、ボローニャ国際児童図書展ラガッツィ賞受賞。彫刻、版画、陶などでも制作を重ね、建築との関わりも多い。