
おすすめしたスタッフ:カスカワ
まっていたてがみ
作:セルジオ・ルッツィア
訳:福本 友美子
出版社:光村教育図書
ポストに自分宛の手紙が届くと、
なんだかとてもうれしい気持ちになりますよね…
この絵本は、そんな手紙を届けてくれる、
小さな村の郵便屋さん、レオのおはなし。
毎日、村のみんなに郵便を届けるレオには、
たったひとつ、残念なことがありました。
それは、自分宛の手紙を、まだ1度ももらったことがないこと。
そんなレオが、ある日、ちいさなひなどり、ピピと出会います。
月日が流れ、家族になったレオとピピでしたが…
春になり、離ればなれになってしまいます。
でも、ついに届いたのです! ずうっと待っていたものが…。
「ピピ語」!?で話をする二人がなんともかわいいおはなし。
そして、読んだあとには、きっと誰かに手紙を書きたくなりますよ。
<作者紹介>
●セルジオ・ルッツィア
1966年、イタリアのミラノに生まれる。1995年にアメリカに移住。おもな作品に「ときめきのへや」「アマンディーナ」がある。2011年のセンダック・フェローシップに選ばれ、「まっていたてがみ」はモーリス・センダックに直接アドバイスを受けた作品。現在、アメリカで最も期待される絵本作家の一人。ニューヨーク在住。
●福本友美子
公立図書館勤務の後、児童書の研究、翻訳などをする。「としょかんライオン」「ないしょのおともだち」「おじいちゃん、おぼえてる?」など多数の訳書のほか創作絵本に「図書館のふしぎな時間」がある。