おすすめしたスタッフ:ツボウチ
くさをはむ
作:おくはら ゆめ
出版社:講談社
ただ、ひたすらにシマウマが草をはんでいます。
「はむ」とは、「食べる」の古い言い方。
遠いむかしの詩や歌、ものがたり・日記の中に使われた日本古来のことばです。
くさをはむ
すなあびる
かおよせる
5音の繰り返しがじわじわと沁みてきます。
シマウマの遊びは、くさごっこ。
「ぼくらのいちにちこんなかんじ」
<作者紹介>
●おくはらゆめ
1977年、兵庫県生まれ。辻学園日本調理師専門学校卒業。2005年、MOE絵本・イラスト大賞 年間グランプリ佳作、2006年、第12回おひさま大賞最優秀賞、2007年、第8回ピンポイント絵本コンペ入選。『ワニばあちゃん』(理論社)でデビュー、同作で、第1回MOE絵本屋さん大賞新人賞入賞。『くさをはむ』(講談社)が第41回講談社出版文化賞絵本賞受賞。その他主な作品に、『チュンタのあしあと』(あかね書房)、『まんまるがかり』(理論社)『やきいもするぞ』(ゴブリン書房)など多数。