おすすめしたスタッフ:スギモリ
しらすどん
作:最勝寺 朋子
出版社:岩崎書店
表紙の美味しそうなしらすどんに惹かれて手に取りました。
シラス丼を食べていたりょうくん。
早く遊びたいりょうくんは、まだ食べ残しがあるのに「ごちそうさま」と席を立ちます。
すると、食べ残したシラスから
「自分がシラスだったらって、考えたことある?」と問われます。
気が付くと、りょうくんは、シラスになってどんぶりの中へ。
そして、生ごみとして捨てられ、ゴミ処理場で大きな炎へなげこまれ…
残さず食べるという、あたりまえのことだけど大切なことを教えてくれる1冊です。
<作者紹介>
●最勝寺 朋子
1989年神奈川県生まれ。幼少期より絵本に親しみ、次第に作家を志す。鳥取大学地域学部地域環境学科を卒業後、タウン紙の記者に。 自然観察会を取材中、昆虫を調子して子どもたちにふるまっていた地域のおじさん=舘野鴻氏(絵本作家)と出会い、2015年より師事する。 川や海でのごみ拾いを通して海洋プラスチック問題を考える市民グループのリーダーとしても活動中。