おすすめしたスタッフ:カスカワ
ともだちのいす
作:内田 麟太郎
絵:おくはら ゆめ
出版社:くもん出版
トン、トン、トン。
トン、トン、トン。
こぶたのトンちゃんは、ともだちのために椅子を作ります。
出来上がったいすの名前は…「ともだちのいす」。
さあ、はたしてともだちは出来るのかな?
おやおや、スパイクを履き、サッカーボールを持ったトラがやってきましたよ!
わあー、トンちゃんが食べられちゃう…! と思いきや、
「ともだちのいす」のおかげで、ふたりは本当のともだちに。
最後のページでほっこりした気持ちになり、
裏表紙の絵で…クスッとわらってしまう、おちゃめな魅力ある絵本です。
<作者紹介>
●内田 麟太郎
1941年福岡県大牟田市生まれ。個性的な文体で独自の世界を展開。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごと がたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞。絵本の他にも、読み物、詩集など作品多数。 他の主な作品に「おれたち、ともだち!」シリーズ(偕成社)、『かあさんのこころ』(佼成出版社)、『とってもいいこと』(クレヨンハウス)、『ぽんぽん』(鈴木出版)などがある。
●おくはらゆめ
1977年兵庫県生まれ、埼玉県在住。絵本に「ワニばあちゃん」「くさをはむ」「バケミちゃん」「シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる」「チュンタのあしあと」「やきいもするぞ」など多数。