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わたしいややねん
作:吉村 敬子
絵:松下 香住
訳:https://www.amazon.co.jp/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97-%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%84%E3%81%AD%E3%82%93-%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%81%AE%E6%8F%8F%E3%81%84%E3%81%9F%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E5%90%89%E6%9D%91-%E6%95%AC%E5%AD%90/dp/4034300108/ref=sr_1_1?crid=1YU68QE11LV7K&keywords=%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%84%E3%81%AD%E3%82%93&qid=1657444210&sprefix=%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%84%E3%81%AD%E3%82%93%2Caps%2C287&sr=8-1
出版社:偕成社
大阪に生まれた著者が、関西弁で、誰かに話しかけているかのような文章で…心の声を表現している本書。
脳性麻痺で外出時には車椅子を使用する著者。
「みんな じろじろ見るから いややねん。
わたしは、宇宙人や怪獣とちがうでェ なにが めずらしいのん
どこが ちがうのん…」
高校時代に知り合い、車椅子を押し続けてきた友人が、力強い絵を添えていて、著者の人間としての心の叫びを、真っ直ぐに感じとることが出来ます。
まるで、車椅子が語っているかのような本書。
1度、手に取っていただきたい1冊です。
<作者紹介>
●吉村敬子
1956年大阪に生まれる。1才2ヶ月のころ、脳性小児麻痺と診断され、6才まで機能訓練に通う。大阪市立光陽養護学校高等部卒業。高校のころから児童文学に関心を持ち、1979~81年京都の聖母女学院短大で児童文学の講座を聴講する。作品に「ゆめのおはなしきいてェなあ」「あつおのぼうけん」がある。
●松下香住
1955年大阪に生まれる。京都教育大学教育学部特修美術科卒業。高校時代にサークル活動で著者と知り合い、以後、親しい友人として、著者の車椅子を押し続ける。1979~80年聖母女学院短大で、著者と共に児童文学の講座を聴講する。現在は結婚して青木姓。