おすすめしたスタッフ:カスカワ
へいわってすてきだね
作:安里 有生
絵:長谷川 義史
出版社:ブロンズ新社
へいわって なにかな。
ぼくは、かんがえたよ。
本書は、この一文から詩が始まっています。
沖縄県に住む1年生の男の子が書いた詩。
素直に、真っ直ぐに、感じるがままに書かれた文章が、挿絵と共に
1ページ、1ページ 力強く心に響いてきます。
これからも、ずっと へいわがつづくように
ぼくも、ぼくのできることから がんばるよ。
大切な、当たり前のことを、あらためて教えてくれる絵本です。
<作者紹介>
●安里有生
2007年、沖縄市生まれ。教諭である父親の転勤に伴って、4歳で与那国島に移り住む。2013年、与那国町立久部良小学校に入学し、沖縄県平和祈念資料館が募った「児童・生徒の平和メッセージ」へ応募。小学校低学年・詩の部門で最優秀賞を獲得。6月23日沖縄県全戦没者追悼式で、自らの詩を朗読する。現在は、沖縄市在住。
●長谷川義史
1961年、大阪生まれ。グラフィックデザイナー、イラストレーターを経て、「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」で絵本デビュー。独特のタッチとユーモアあふれる作風で、社会性のあるテーマに意欲的に取り組んできた。未来を担う子どもたちに、絵本ライブ「こどもたちGO!」を各地で開催。「ぼくがラーメンたべてるとき」で日本絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。主な絵本に「まわるおすし」「トトトのトナカイさん」「いいからいいから」「ほうれんそうは ないています」など多数。