
おすすめしたスタッフ:ツカダ
魔女たちのあさ
作:エドリアン・アダムズ
訳:奥田 継夫
出版社:アリス館
太陽が沈んで、夜になると魔女の住む森が目を覚まします。
魔女たちにとっては、私たちの晩ご飯が、朝食なのです。
今日のごはんは
”こうもりシチュー”や、”くものいとのパン” にするようです。
その後は、ほうきで夜空を駆け巡る。
「ホッ ホーッ ホホーッ!」
魔女たちの叫びが木霊する。
読み終えたあと、夜の音に耳をすませたり、
夜空を見上げたりしたくなるかもしれませんよ。
<作者紹介>
●エドリアン・アダムズ
1906年アメリカのアーカンソー州生まれ。
ミズーリ大学を卒業後、アメリカン・スクール・オブ・デザインでイラストを学ぶ。その後アート・ディレクターの仕事に就く。1960年に「Houses from the Sea」、1962年に「The Day We Saw the Sun Come Up」で、コールデコット賞を受賞し、1968年には「Jorinda and Joringel」で、ボストングローブ・ホーンブック賞を受賞。