5ひきのすてきなねずみ おんがくかいのよる

ある、まんげつの晩のこと、５ひきのねずみの耳に聞こえてきました。

風にのって、どこからか音楽が…。

それは、月明かりの下で歌う、たくさんのかえる達の歌声でした。

その美しいメロディーに感動した５ひきのねずみは、

自分達で「ねずみのおんがくかい」を開こうと計画します。

楽器集めから始まり、練習を重ね、チラシを配り、さあ、いよいよ本番!

はたして、どんなおんがくかいになったのでしょう。

音楽は、垣根を越えて、みんなをひとつにする力をもっている。

そんなすてきな感動を運んでくれる１冊です。

＜作者紹介＞

●たしろちさと

東京都生まれ。大学で経済学を学んだ後、４年間の会社勤めを経て、絵本の制作を始める。作品に、「ぼくはカメレオン」「かあさん」ねえ、あそぼうよ」「みんなの家」「ねずみのじどうしゃ」「じめんのしたの小さなむし」「おおきなポケット」「くんくん、いいにおい」「はらぺこきつねとまめスープ」「しろちゃんとはりちゃん」「ぼくうまれるよ」などがある。神奈川県在住。