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おすすめしたスタッフ:タナカ

3-5歳小学校1〜3年生小学校4〜6年生絵本

ひとつのねがい

作: はまだひろすけ
絵:しまだ・しほ
出版社:理論社

 

ある町はずれ。

年をとった一本のがい灯が、人通りのない小路の角に立っています。

 

風が荒れだしたら、きっと倒れてしまうだろう。

年をとって倒れることは、しかたのないことだ。

 

そう思い、あきらめようとすればするほど

つよくなる、たったひとつの願いがありました。

 

役目を果たそうと、気をひきしめて立ち続けるがい灯。

命を燃やし夜道を照らすその姿に、心を打たれます。

 


 

<作者紹介>

●はまだ/ひろすけ

浜田廣介。1893年山形県生まれ。童話作家。早稲田大学在学中から懸賞小説や懸賞童話に入選、卒業後も童話を発表し、大正から昭和にかけて活躍した。1942年野間文芸奨励賞、1961年産経児童出版文化賞など受賞。日本児童文芸家協会初代会長を務めた。1973年没。故郷の高畠町に浜田広介記念館がある

 

●しまだ・しほ

1967年、東京都生まれ。

絵本に『にょき・にょき』(童話屋)、『海のやくそく』(山下明生 作/佼成出版社)、『おかえりたまご』(ひろまつゆきこ 作/アリス館)などがある。

 

おすすめしたスタッフ:タナカ