おすすめしたスタッフ:カスカワ
作:ロバート・バリー
訳:光吉 夏弥
出版社:大日本図書
もうすぐクリスマスです。
ウィロビーさんのおやしきに、見たこともないような大きなツリーが
届きました。
さっそく大広間に運ばれましたが…ツリーの先が天井につっかえて
弓なりに曲がっているではありませんか。
そこで、ツリーの先を斧でばっさり!
さあ、ここからツリーの先っぽのリレーが展開されていきます。
小間使いのアデレード、庭師のチム、くまのバーナビー…
次々とみんなのおうちに合わせたサイズになっていくツリー。
最後にツリーの先っぽを見つけて大喜びするのは…?
アメリカで長く愛されてきた可愛らしいクリスマス・ストーリー。
1年の終わりに是非どうぞ!
<作者紹介>
●ロバート・バリー
1931年、アメリカのロードアイランド州ニュウーポートに生まれる。
ロードアイランド・デザイン校を卒業後、スイスのチューリッヒの美術工芸学校、ドイツのミュンヘンの美術アカデミーで学ぶ。1957年、はじめての本「フェイント・ジョージ」で、ニューヨーク・タイムズ紙のベスト・テンに選ばれる。1963年に刊行された「おおきいツリーちいさいツリー」が評判となり、その後も絵本の制作に携わっている。
●光吉夏弥
1904~1989。佐賀県に生まれる。慶応義塾大学卒業。毎日新聞の記者を経て、絵本・写真・バレエの研究や評論で活躍。エッチ・エイ・レイの「ひとまねこざる」シリーズ、マンロー・リーフの「はなのすきなうし」、アンデルセンの「スズの兵隊」、シャーマットの「ぼくはめいたんてい」シリーズなど、多くの児童書の翻訳を手がけている。