てんじんさま

「とおりゃんせとおりゃんせ、ここはどこのほそみちじゃ、天神様の細道じゃ…」

と童歌に歌われる天神様。

学問の神、子供達をお守りくださる天神様。

それは、平安時代の学者であり政治家であった菅原道真公がお亡くなりになって、太宰府に葬られ、神となった御名。

千年という時を経て、なお天神様と慕われている、そのいきさつを、わかりやすく丁寧に描かれている１冊です。

＜作者紹介＞

●森弘子

京都女子大学文学部卒。卒業と同時に太宰府天満宮文化研究所研究員となる。九州大学にて博士(人間環境学)号取得(財)古都太宰府保存協会文化部長・事務局長、太宰府市教育委員、太宰府市史編集委員などを経て、現在、福岡県文化財保護審議会委員など県下自治体の文化財保護行政と歴史まちづくりに携わる。三女一男の母。

●西島伊三雄

大正12年福岡県に生まれる。　昭和30年二科会審査員。昭和35年世界観光ポスターコンクールで「からつ」最優秀賞受賞。昭和36年全日本観光ポスターコンクールで「かごしま」最優秀賞受賞。その他福岡市地下鉄各駅のシンボルマークや、「博多座」のマークとロゴ制作など、幅広い仕事を展開。福岡市文化賞、西日本文化賞、勲五等双旭日賞などを受賞し、平成13年9月30日逝去。享年78歳。平成16年福岡市名誉市民の称号を授与。