おすすめしたスタッフ:カスカワ
作:アリス・マクレーラ
絵:エリック・カール
訳:ゆあさ ふみえ
出版社:偕成社
あれはてた野原に、ぽつんと岩だらけの山がそびえていました。
ある日、ジョイという名の一羽の小鳥がやってきます。
この山とジョイとの出会いは、長い年月をかけて命のバトンを渡していく
壮大な山と小鳥のストーリーへと発展していきます。
エリック・カールのコラージュにも目を奪われながら…
思わず心を震わす、感動の1冊です。
<作者紹介>
●アリス・マクレーラン
文化人類学者としてアンデス山地の実地調査をし博士号を得る。3児の母親で絵本の仕事は本書が初めて。この本について「永い年月がもたらす変化のすごさとか、ひとつの命に託された何かが時間をこえて受け継がれていくすばらしさに魅奈々未せられて、一人類学者としての夢を描いてみました。この本の中のジョイのように、この絵本も親から子へとまたその子どもへと、いつまでも親しまれていくことを願っています」といっている。
●ゆあさふみえ
香川県高松市生まれ。早稲田大学文学部卒。出版社勤務を経て、英米児童文学絵本の翻訳・紹介に活躍。訳書に絵本「ちいさいタネ」「まほうつかいのノナばあさん」読み物「聖なる夜に」などがある。