おすすめしたスタッフ:ゴトウ
作:ヴォルフ・エァルブルッフ
訳:三浦美紀子
出版社:草土文化
春分の日を中日として前後3日間
合計7日間お彼岸があります。
「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」
自然や先祖を大切にする日本ならではの習慣です。
そんな時期に改めて実感する、
生まれてからずっとそばに寄り添っている死。
この本では1つの命=生と死
生=アヒルさん 死=死神さん とした象徴で描かれ、
2人で1つの、生きて死に逝く日常が描かれています。
死は誰にでも訪れる。
「でも、いのちとは、こういうものなのです」
そっと、一輪の花と共にいつくしみたい。
哀愁の中にあたたかな光を感じる一冊です。
<作者紹介>
●ヴォルフ・エァルブルッフ
1948年ドイツのヴッパタール生まれ。雑誌や広告のイラストレーターとして活躍。1985年より絵本の仕事を始め、本書は第2作目。以来毎年ユニークな作品を送り出している。現在デュッセルドルフ大学の教授も務めている。