
おすすめしたスタッフ:タナカ
作:佐々木 幹郎
絵:いわむら かずお
出版社:復刊ドットコム
「はこぶ」ってなんだろう。
たとえば、ひとがものをはこぶ。ものがひとをはこぶ。
自然のなかではどうでしょう。
風がふいて、水がながれて、今も何かをはこんでいます。
やがて技術は進化して、
言葉は機械をとおして遠くまではこばれるようになりました。
「はこぶ」をとおして、めぐる自然や世界のかたちをみつめます。
<作者紹介>
●佐々木 幹郎
1947年奈良県生まれ。同志社大学文学部哲学科中退。オークランド大学客員研究員、東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文芸非常勤講師などを歴任。著書に評論『熱と理由』『溶ける破片』(以上 国文社)、『詩人の老いかた』(五柳書院)詩集『死者の鞭』(構造社)、『水中火災』(国文社)、『気狂いフルート』(思潮社)など。