
作:新宮 晋
出版社:福音館書店
言葉は「小さな池が見えますか?」とだけ、書かれています。
はるか空高くから、少しずつ池に近づいていく絵が、描かれていきます。
池の中で生きるもの、うつる自然、かわる天気、朝から夜へ。
最後のページを見ると、気づくしかけ。
あなたは水面に何をみつけるでしょうか。
<作者紹介>
●新宮晋
造形作家。1937年、大阪生まれ。東京芸術大学絵画科を卒業後、イタリアに留学。6年間の滞在のうちに平面から立体へ、さらに動く造形へと移行。以来、風や水といった自然エネルギーで動く作品を世界各地に作り続けている。絵本の制作のほか、オリジナルの舞台作品も発表している。 主な絵本作品に、『くも』『ことり』『旅する蝶』『いちご』(以上、文化出版局)、『ちいさなふしぎな森』『旅する風』(ともに、BL出版)、『風の星』『小さな池』(ともに、福音館書店)、『じんべえざめ』(扶桑社)などがある。