おすすめしたスタッフ:タナカ
作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社
せかいっていうものをみたいんだ。
なにになりたいかを聞かれたマシューは、そうこたえました。
ある日のこと。美術館にはじめていったマシューは、
飾られたいくつもの絵を見ておどろきました。
ここにはせかいがまるごとあると思ったのです。
きっとマシューにとってそれは、目の覚めるような体験だったと思います。
それからというもの、目にするものがまほうのようにかわっていきました。
さみしくわびしかった部屋も、かがやいてみえるように感じられるのです。
知らなかった世界にふれて気づいた、マシューのゆめとは。
<作者紹介>
●レオ・レオニ
1910年オランダ アムステルダム生まれ。イラストレーター、グラフィックデザイナー、および絵本作家として、米国でもっとも活躍した芸術家のひとり。「あおくんときいろちゃん」(至光社刊)「スイミー」「フレデリック」「アレクサンダとぜんまいねずみ」「さかなはさかな」「うさぎをつくろう」「じぶんだけのいろ」(以上好学社刊)などの作品がある。1999年没。