
おすすめしたスタッフ:タナカ
作:ローレル・スナイダー
絵:ジュリー・モースタッド
訳:石津 ちひろ
出版社:BL出版
まぶしくかがやく劇場。舞台のうえでくりひろげられる踊り。
はじめてみるバレエに、すっかり夢中になったひとりの子がいました。
その子の名はアンナ。
バレエに出会ってからというもの、アンナのからだは自然にゆれうごき、
さむい部屋でひとり、いつまでもいつまでもおどりつづけていました。
やがてはじまるバレエ学校での厳しいレッスン。
そして、ようやくむかえた初舞台を経て、バレリーナとしてたくさんの人々を魅了していくアンナ。
しだいにかつての自分を思い出し、遠いところで懸命に暮らす人々のもとへと赴くのでした。
じっとしていられないほどの運命の出会いにつき動かされ、
世界中の人々にこころをこめてバレエをとどけたアンナ・パブロワの人生の物語です。
<作者紹介>
●ローレル・スナイダー
1974年、アメリカのメリーランド州ボルチモア生まれ。テネシー大学を卒業したのち、アイオワ大学のアイオワ・ライターズ・ワークショップで学ぶ。出版社での勤務を経て、詩や児童文学、絵本の創作を手がける。主な作品に『The Longest Night』、『Camp Wonderful Wild』などがある。