
おすすめしたスタッフ:タナカ
作:石川 睦美
絵:布川 愛子
出版社:ブロンズ新社
はるがやってきました。さきちゃんはミコさんのおみせへむかいます。
したてやのミコさんにおねがいするのは、はるにぴったりのワンピース。
さっそく服をつくる…そのまえに、ミコさんはさきちゃんにいくつか質問をします。
はるに咲く花のこと、はるを感じるいろやおと、さきちゃんがはるにしたいこと…
さきちゃんにとっての『はる』はどんなものなのか、ていねいに、ひとつずつ、ふたりで話をしました。
しずかな夜。さきちゃんの言葉を思いかえしながら、ミコさんはミシンをうごかしています。
さて、どんなワンピースができあがるでしょうか?
あたらしい季節をむかえるよろこびがたくさんつまった絵本です。
<作者紹介>
●石川 睦美
作家。『五月のはじめ、日曜日の朝』(岩崎書店)で毎日新聞小さな童話大賞、新美南吉児童文学賞、『皿と紙ひこうき』(講談社)で日本児童文学者協会賞など受賞多数。あたたかく懐に入ってくる美しい言葉に定評がある。著書に「すみれちゃん」シリーズ(偕成社)『つくえの下のとおい国』(講談社)などの読みもの、絵本に『月まつりのおくりもの』(南塚直子・絵/小学館)ほか、絵本の翻訳、小説など多数。