おすすめしたスタッフ:カスカワ
作:再話:ダイアン・ホフマイアー
絵:ピート・フロブラー
訳:さくま ゆみこ
出版社:光村教育図書
むかしむかし、アフリカの平原で、食べるものを探して
動物たちがあちこちさまよっていました。
すると、遠くに、マンゴーのように甘い匂いを放ち
メロンのように大きくて、ザクロのようにみずみずしい
赤い実をつけた、1本の不思議な木を見つけました。
しかしその木には、
見たこともないような大きなヘビが巻きついていて、
だれも実をとることができません。
どうやら、その木の名前を当てないと、ヘビはどいてくれないようです。
さてさて、どうぶつたちは…?
これは、アフリカのむかしばなしです。
日本のむかしばなしとの違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
<作者紹介>
●ダイアン・ホフマイアー
南アフリカのサマセットウエストに生まれる。作家。ケープタウン教員養成学校で学び、南アフリカのさまざまな学校で美術教師を務めた。1987年に子供向けの読み物でデビュー。手がけた児童書や絵本は高く評価され、アフリカやヨーロッパ、アジアでも紹介されている。ロンドン在住。
●ピート・フロブラー
1959年南アフリカのニールストロムに生まれる。プレトリア大学で神学、シュテレンボッシュ大学でジャーナリズム、ケープタウン・テクニカル・カレッジでグラフィック・デザインを学ぶ。聖職者、グラフィックデザイナーを経て創作活動を始める。日本で紹介された作品に「ノウサギのムトゥラ南部アフリカのむかしばなし」がある。
●さくまゆみこ
東京都に生まれる。編集者、翻訳家として活躍。著書に「どうしてアフリカ?どうして図書館?」「エンザロ村のかまど」など。訳書に「シャーロットのおくりもの」「クロニクル千古の闇」シリーズ、「1つぶのおこめ」「たったひとりのあなたへ」「オノモロンボンガ」「わたしとあなたのものがたり」など多数。