おすすめしたスタッフ:コジマ
作:きくち ちき
出版社:ほるぷ出版
ひとひらの雪が降り始め、風に舞う。
ここは森の中。
たくさんの動物達が雪に気付きます。
ふわふわの綿菓子みたい。
食べものを隠さないで。
それぞれの思い。
つづられる言葉は詩のようで、ひとこと
また、ひとこと
文字は少ないけれど、じっくり読み進めたくなる。
だんだん、どんどん移り変わる景色。
豊かな色彩で淡く美しく描かれている雪景色と動物達の姿に魅了されます。
<作者紹介>
●きくちちき
1975年北海道生まれ。絵本作家。2013年『しろねこくろねこ』(Gakken)でブラチスラヴァ世界絵本原画展、金のりんご賞を受賞。2019年『もみじのてがみ』(小峰書店)で同展金牌を受賞。他に『しろとくろ』(講談社)、『でんしゃ くるかな?』(福音館書店)、『やまをとぶ』(岩波書店)、『ゆきのゆきちゃん』(ミシマ社)など。現在は神奈川のいろいろな生きものが暮らす里で、家族と山を眺めながら、創作をしている。